6月10日、デリーで主人の会社の創立記念パーティーがあり、社員や社員の子供がフリーステージで発表出来るということで、1枠頂いてご披露させていだだきました。シニアダンサーのAnkitaが特別にレッスンをしてくださって、なんとか「8Ragas」をソロで踊りきりました。本人は靴を脱ぐのを忘れるという根本的な大ミステイクをしてしまったのですが、ステージには釘やら針金やら落ちていたので結果的には良かったのかもしれません。
今週の木曜日7月7日はタミルサンガムでキッズクラスのアニュアル発表会です、同じ演目ですがグループで踊る方が余計に緊張するようです。こちらも追ってご報告します。
これからキッズグループにも日本人が入って来てくれそうです、楽しみです。富安敦子
幻の原稿
デリーのフリーペーパー「シバンス」から取材があり、2016年6−7月号に、載せていただく事になりましたー。
2015年 グループジャ
インドにはグルーシシャパランパラ http://en.wikipedia.org/wiki/Guru-shishya_tradition
という古代から続く徒弟制度がありました。
縁あり師の元に弟子入りを許可されても、
当時は、師も貧しく、ましてや弟子もお金がありません。
お月謝制度なんてありませんので、弟子達は、
グル(先生)の身の回りの世話をしながら、見習いとして、技術や芸事、
真理への道、生き方等を学びました。
グループジャは日頃世話になっている師への感謝の気持ちを形に現すセレモニーです。
もし、10人の弟子が居たら、1人1着の師のシャツとドーティ(腰巻く布)をプレゼントすると、
その1年、師は着る物に困りません。同様に、弟子達が、家族や親戚から米や豆や小麦、果物などを
年1回持ち寄ると、師や弟子達は、それを食べながら、生活を繋げる事ができました。
こんな、歴史から、今も、グルへの感謝を表す日になっています。
今は、うちの学校の大先生は、何も生活に困っていませんが、
果物やお菓子や、気持ちを表す物で、感謝を伝えています。
昔は、師は男性で、(バラタナティアムも、私の以前の先生は教える事を専門にした男性でした)
そのため、「噛みタバコ」を入れるという慣習もありましたが、グルジーもご家族 も噛みタバコをしませんので、入れなくても大丈夫です。
南インドはもっと儀式に拘りますが、北インドの良い点でもあり悪い点にもなるのでしょうが、
私たちの学校は合理的で、自由ですね。
このグループジャには、日頃顔を出さない生徒や先輩も必ず顔を出しに学校に現れます。
楽器を習う者、歌を習う者、美術を習う者、建築を学ぶ者、必ず、師に挨拶に行く1年に1度の日です。