インド古典舞踊サークル

インド・ニューデリーとグルガオンで活動している、バラタナティヤムとカタックのサークルです。

11月 4日 G.N.レッスン日記

なでしこバラタのみなさま

お疲れ様です!今日(11月4日)はお稽古日でしたが、如何でしたか?
私(藤原)は、残念ながら所用で参加できませんでしたが、せっかくはじめたばかりの配信ですので、今回は、今クラスで皆様が習ってらっしゃるアラリプに
ついて、僭越ながら…

アラリプ【Alarippu】
タミール語(バラタナティヤムは南インド・タミルナール州に起源をもつ踊り)で ‘Alar’ とは、’開花’ を意味する。徐々に複雑になっていく動きは、まるでつぼみが花開くよう。
フォーマルなプログラムでは、プシュパンジャリ(通常、舞台の成功を祈願して最初に踊られるガネーシャ神の登場する踊り。例えば、ジャナキタ)に続いて踊られる、物語のない踊りですが、そこにも、ダンサーの神、グル、観客への敬意が込められます。

アラリプもほかの踊りと同様、色々なTala(リズム)のものがありますが、今、クラスで習ってらっしゃるものは3拍子(Tishra)のものです。

私は、日本でお世話になっている先生に、数学的なリズムで、幾何学的な動きをするアラリプは、発音がアルファ(α)に似ているように、物事の始まり、宇宙の創造をあらわすのだと教えていただきました。

アラリプを踊るときには、つぼみが花開くように・・・ とか、宇宙を創造する(それはそれは大変なことですが!)・・・とか思いながら踊ると、ひとつひとつの動きがもっと大切になって丁寧に踊れるのではと自問したところです。

では、また
藤原博子