インド古典舞踊サークル

インド・ニューデリーとグルガオンで活動している、バラタナティヤムとカタックのサークルです。

Andhra Pradesh BhawanのThaliを体験


先日清子さんの発案で
「Andhra Pradesh Bhawan」のキャンティーン(食堂)に行こうという事になりました。
メンバーは清子さん、和枝さん、玲さん、香さん、倉田の5人。
ガイドブックや旅行サイトで取り上げられることが多いそのキャンティーン。
評判も上々なのでとても気になります。





Ashoka Roadのラウンドアバウトのそばにある入り口は、
大きな看板があるわけでもなく、ひっそりとした感じでした。
セキュリティーを抜けてキャンティーンの中に入ると
お客さんはほとんどインド人のおじさんでした。
レジカウンターで前払い(South Indian Thali-Unlimited。お値段Rs.100!)して、
レシートを持って席に着きます。




どうやって持ってくるのか興味津々のところ、
給仕のおじさんがアルミ製のThaliのお皿を持ってきました。
また別のおじさんが小ぶりのアルミのバケツが4つ付いたようなものを持って、
おかずをよそっていきます。
そしてあの人はプーリー、この人がごはんを、と
入れ替わり立ち代り持ってきます。



一通りそろってから料理の説明をしてくれたのですが、
種類がいっぱいあるのと、早口なのとでなかなか聞き取れません。
内容を大まかに把握したところでいただきます。



カレーはナスのカレーとバナナのカレーの2種類。
バナナ?となってしまいましたが、熟していないものを使っているのか、
ジャガイモのような食感でした。
アルミの小さなカップに入っているスープは、酸味の利いた不思議な味。
(後で玲さんが、「タマリンド」の酸味だと究明してくれました。)



どれも美味しくて、ついついおかわりをしてしまいました。
プーリーやごはんがなくなると、すかさずおじさんが
「いるかい?」と声をかけてきます。
気をつけないとどんどん食べてしまいそうな危険が...。



料理の内容が気になるので、
おじさんにもう一度説明してもらいました。
清子さんがノート片手に質問をしていたので、
とっても誇らしげな表情をしながら答えてくれました。



以下が清子さんのノートをもとに書き起こしたメニューです。
写真と一緒にご覧ください。






皿にあらかじめ盛りつけてあったのは、
(左手前の2つ)>
Sweetened Bread:
(パンにシロップをしみこませたもの。デザート。)
Curd:ヨーグルト
(大きなお皿部分)>
Papad:パリパリの薄焼きパン
Biryani?:ビリヤニでしょうか、あの炊き込みご飯?
(ピーナッツと一緒に炊き上げられた味付きご飯でした。)


食べ放題の4種は、左から
Chutney:チャツネ
Banana curry:ジャガイモみたいなかけらがバナナ??
Brinjal curry:ナスのカレー
Dal:豆のカレー(というより味噌汁的なもの)


さらにおかわり自由だったのが
Basmati rice:白米
Puri:揚げパン


トレイの奥に並べられた「スープ」が
Sambar:右にあった濃いほう?
Rasam:これがさらっとしてたほう?



で、テーブルに置かれていたのが
(写真奥にある、小さな容器に入っているもの)
Ghee:動物性の油
Salt:岩塩で結晶が大きかったのでしょうか
Mango Pickles:…けっこうキョーレツでしたね…
(とっても酸っぱかったです。)


テーブルに置いてあったスパイスでナゾなものがあり、
後で調べて判明しました。
Gongura(緑色のソース):
Gonguraという葉物で、主にAndhra Pradesh州で食されるそうです。
英名Kenaf Leaf。
チャツネや酢漬け(ピクルス)にされることが多く、
レストランで出されていることもあるそうです。


Gunpowder:
これもAndhra Pradesh州で主に使われているスパイスで、
Dalやピーナッツとレッドチリを炒ってからすり潰し、
asafoetidaというインド独特のスパイスを混ぜて作るようです。
ジャガイモ料理などと相性がいいそうです。


みなさんすっかりおなかいっぱいで
にこにこ笑顔でキャンティーンを後にしました。

Andhra Pradesh Bhawan

1 Ashok Road, New Delhi-110001