インド古典舞踊サークル

インド・ニューデリーとグルガオンで活動している、バラタナティヤムとカタックのサークルです。

日本人学校でバラタナティアムを紹介する


ニューデリー日本人学校には「総合」という時間があり、
学年ごとにインドについて色々学びます。
今回、小学4年生の「総合」の時間に
インドのダンスが取り上げられました。
その一環で、インドを代表する古典舞踊のひとつとして
バラタナティアムが紹介されることになり、
なでしこバラタが子供たちの前で踊りを披露することになりました。



●8月20日(火)


体育館で授業が行われました。
まずは4年生が踊る、「バングラ」の発表会です。
みんな元気良く、ノリノリでステップを踏みます。
見る人に元気をくれる、素晴らしいダンスでした。




そしてバラタナティアムの発表です。
演目は「アラリプ」。
バラタナティアムの準備体操ともいえるものです。
子供たちの真剣なまなざしを受けながら
ステージの上で、踊りました。



終了後に子供たちから感想を聞かせてもらいました。
自分たちが教わったバングラとは違い、
「つまさき立ちをする」バラタナティアムのステップは
印象的だった様子です。



●8月22日(木)

今度は実際にバラタナティアムを踊ってみようということで、
博子さんが先生になって、基本を紹介しました。
バラタナティアムには、
学校で習う色々な内容(科目)が入っていること。
「音楽」、「体育」、「国語」はもちろんのこと、
「算数」も重要な役割を持っています。
基本リズムは3、4、5拍であり、
直線的な動きをしたり、手で三角や丸を描くように振ったりと
様々なところで登場します。




踊る前にする「ごあいさつ」。
それぞれの動きには意味があり、
相手(神様や先生)を敬い、讃える気持ちをを込めてします。



3つの基本姿勢や、
ムドラ(手の動き)の説明もありました。
子供たちにはちょっぴり難しいものもありましたが、
みんな一生懸命に形を作っていました。
ステップの踏み方も習ったら、
ムドラを交えてのステップに挑戦です。




次に踊りの中に登場する神様の紹介です。
おなじみのガネーシャ神やシヴァ神、
ラクシュミ女神やサラスヴァティ女神など満載です。
それぞれ神様の特徴がポーズに表れています。
その後に、次々に神様が出てくる演目「プシュパンジャリ」を
博子さんが踊ります。



2日合わせて2時間ほどの短い時間でしたが、
バラタナティアムという舞踊の魅力を紹介する
素晴らしい内容でした。
子供たちが真剣な様子で取り組む姿を見て、
初心に帰った気がしました。
このような機会に恵まれて本当によかったです。



日本人学校の先生方、
4年生の生徒のみなさん、
博子さん、
ありがとうございました。
そして当日お手伝いをされたみなさん、
お疲れ様でした。